時間が止まった安心感

名探偵コナンやサザエさんなど人気の漫画に共通しているのは「キャラクターが歳をとらないこと」ではないでしょうか。これは不思議な現象ですが、いつの間にか違和感がなくなってくるものです。クレヨンしんちゃんやちびまるこちゃんもそれに含まれますね。
たとえば、名探偵コナンだったら、1話のアニメが放送されてから20年経っているのですが、あのストーリーの中ではなんと1年も時間が経っていないのですって!クレヨンしんちゃんだって、とっくに大人になっているはずなのですが、永遠に5歳児のままですね。
年齢は変わらないけれど、物語の中には確かに季節感があって、桜が咲いていたり、海水浴に出かけていたりします。そしてまた春がめぐってくるのですが、見ている側は違和感を感じることなく物語に惹きこまれていきます。
登場人物が歳をとらない作品って、ある意味安心して見ることができるのかもしれませんね。たとえばクレヨンしんちゃんが小学生になり、中学生になり、高校生になり…と時が進んでいけば、新たな葛藤に出会ったり、主人公自身の形が変わっていく可能性があります。そういった可能性をすべて排除した安定の物語は、私たちを安心させてくれるのかもしれませんね。

This entry was posted on 2015年7月23日, in 時間.

雨降りの1コマ

先日の仕事帰り、予報では聞いていない通り雨に遭遇してしまいました。その日は朝から晩まで晴れだと思っていたので、もちろん折り畳み傘など持っておらず…。とりあえず濡れ鼠になるのを避けるため、近くにあった本屋さんの軒先で雨宿りをすることにしました。すると、私の後にも雨宿りのお客さんが。セーラー服を着た、三つ編みのお嬢さん。高校1年生くらいでしょうか。お下げの髪型のせいでしょうか、なんだか良い意味で古風で、彼女の髪から滴る水がちょっと色っぽくて、同性ながらドキっとさせられました。
私よりも後に入ってきた彼女は、だいぶ雨に当たったのかスカートの裾までビショビショになっていて、初対面なのに思わず「大丈夫?」と声をかけてしまいました。私の心配の声に顔を上げた女の子は「ああ、ありがとうございます」と一言お礼を言い「家が近くなんで」と付けたしました。
突然の通り雨、ずぶ濡れのおさげの少女、小さい書店の軒先。まるで映画の冒頭みたいなシチュエーションだなあと考えてしまいました。それから5分ほど待つと雨は小降りになり、やがて完全にやみました。本当に通り雨だったみたいです。「では」と一言、女の子は私の行く方向とは反対側に走っていきました。雨上がりに颯爽と走っていく彼女の姿もまた、映画のワンシーンのようでした。

This entry was posted on 2015年7月10日, in 時間.

楽しくお勉強

今、本屋に行って驚くことは、漫画のキャラクターが描いてある参考書がたくさん販売されていること。私も漫画は読むので、こういうアイデアは斬新だなあと思い、肯定的に受け止めています。受験生の英単語本も、可愛い萌えキャラの女の子が表紙になっていて、そういうものがモチベーションになるのでしょうね。
あとは、歴史の参考書がすごい!戦国武将がイケメンの男性になっていて、世の乙女たちはときめくこと間違いなしです。実在した武将がこんなに美形だったかどうかは分かりませんが、これは普通に漫画を読む感覚で勉強ができるので一石二鳥ではないでしょうか?私も気になってつい一冊手に取ってしまいそうになりました。
あとは、学生用だけでなく大人向けにも同じタイプの書籍が発売されていましたよ。ダイエットマニュアル本なんかも表紙にカッコ良い男性キャラクターが描かれていて、これはダイエットのやる気を掻き立てられるなあと思いました。
漫画のキャラクターを使ったマニュアル本や参考書のアイデア、とても面白いと思います。勉強したいときや覚えたいときって、文字の羅列ばかり見ていると気が滅入ってしまいますものね。楽しく学べるって良いことだと思います。

This entry was posted on 2015年6月25日, in 時間.

電車の中でうっかりしたこと

先日、買い物帰りに電車に揺られながら読書をしていました。大好きなミステリーシリーズで、1冊を半日で読んでしまうくらい好きなんです!以前も電車の中で読んでいて降りる駅を過ぎてしまったこともあります。
その日は午後の昼下がり、電車の中もポカポカしていたので、半分本を読みつつ、半分眠気と戦いつつ、そんな感じでした。私がハっとしたのは隣に座っていた女子高生の声で「こちら、どうぞ」と、彼女が前に立っていたお年寄りのおばあさんに声をかけたのです。彼女がそう言うまで私は全くおばあさんの存在に気付かなかったので、少し恥ずかしい気持ちになりました。電車の中ってついついプライベート空間のように気を抜いてしまいがちなんですが、自分の周りには他の乗客がいることを忘れてはいけませんね。本と眠気に意識が偏っていて、前にいるおばあさんに気付けなかったことを反省しました。
女子高生が席を譲ると「ごめんねえ、ありがとうね」と申し訳なさそうに言って、小さなおばあさんが私の隣にストンと座りました。杖をついていて、確かに座るのが必要な人だなと思いました。今度は私が席を譲れるように、気を付けないと。自分の周りにもたくさんの人が生活していることを忘れちゃいけませんね。

This entry was posted on 2015年6月9日, in 小説旅行.

母の楽しみ

私の母は、韓国ドラマの大ファンです。「冬のソナタ」「チャングムの誓い」など、社会現象になった有名なドラマは私も知っています。母のすごいところは、作品が好きすぎて舞台の韓国まで旅行に行ってしまったこと。韓流ドラマファンのためのツアーはたくさん存在するようで、友人と二人、3日くらいのプランでウキウキしながら出掛けていったのを覚えています。日本からも程近いので、国内旅行のような感覚で行けるのも魅力の1つですよね。
ツアーから帰ってきた母が大興奮して教えてくれたのですが、日程の中にはドラマの俳優さんと女優さんが同行するプランも組まれていたようで「テレビで見るよりも素敵だった」と鼻息荒く語る母なのでした。ファンにしてみたら、夢のようなツアー旅行ですよね。大好きな俳優さんにも会えて、作品の中に出てきたスポットに自分の足で立てるんですもの。まるでそのドラマの中に入ってしまったような気分も味わえるのではないでしょうか?自分が好きなものに夢中になっている母の姿を見ていると、なんだか私まで元気を貰えるから不思議です。最近では私も少し韓流に興味が湧いてきたんですよ。今度、母と一緒にあっちに旅行に行くのも楽しそうだなあと考えています。

This entry was posted on 2015年5月24日, in 小説旅行.

学生時代の宝物

私の家の押し入れには、学生時代に使っていた教科書や辞書がたくさんしまってあります。捨てるに捨てられず、そのまま残してあるのですが、そろそろ処分したほうがいいかなあと考えてしまいました。先日、掃除をするついでに古い本の整理もしたのですが、読まなくなってダンボールに詰めてしまった本が結構あったので思い切って古本屋さんに売ろうと思っています。著名な作家の絶版になってしまった作品もあるので、ちょっといい値段で売れることに期待しています。
その整理中、学生時代に使っていた参考書や教科書を見つけたのです。思い切って資源ごみへ…!と思ったのですが、地図帳や歴史の資料集なんか今読んでも面白そう!受験で使っていた参考書は処分するにしても、こういう資料系の書籍は取っておこうかなあ?と考えが変わりました。当時はテスト勉強のためにイヤイヤ読んでいた資料も、大人になってから改めて読むと一味違います。それはたぶん、テストというプレッシャーがないからだと思いますが(笑)
またそのままダンボールにしまっていると宝の持ち腐れになってしまうので、普段使っている本棚に移動しておきました。ここに置いておけば、日頃から読むことができますしね。

This entry was posted on 2015年5月10日, in 時間.

私のやりたいことリスト

最近、1週間が早いなあと思います。カレンダーをめくったと思ったらあっという間に月末です。こうやって1年はすぐに過ぎてしまいそうだなあ…と考えたら、のんびりしてはいられない!と焦ってきました。
やりたいことはたくさんあるのに「あとでいいや」と先送りしがちだったので、とりあえずやりたいことリストを作ってみることにしました。今日・明日のやりたいことではなく、半年・1年スパンでやりたいことを10個ほどピックアップしてみました。それを眺めてみて驚いた…というか呆れたことに、「やりたいこと」よりも「やるべきこと」をたくさん書いてしまった私。たとえば「押し入れの掃除をする」とか「文庫本を古本屋さんに売る」とか「粗大ごみを出す」とか。しかもほとんどが生活のことなので、夢も膨らみません…!これでは台無し、と思い、もう少し夢のある前向きな内容に書き換えました。「温泉旅行に行く」「画集を買う」「ボランティアに参加する」など。以前からやってみたいなと思っていたことを思い切って書いてみました。10個すべて実現するのは難しいかもしれないけれど、こうして並べて書いておくだけで、目標に向かってお金をためたり時間を作ったりする努力ができそうです。

This entry was posted on 2015年4月25日, in 時間.

本屋さんで、ちょっといいこと

家からいちばん近い本屋さんは50年以上続いている老舗。親子二代でやっているお店で、今は中年の息子さん夫婦が経営しています。大きな書店ではないので品揃えもまあまあですが、地域のみなさんからは愛されている本屋さんなんです。本を買わなくても、近くに住んでいるおじいちゃんやおばあちゃんが世間話をしに立ち寄る場所になっていたりもします。
品揃えは少ないのですが、よく来るお客さんが好む本は細かく把握し、欠かさず取り寄せて発売日に並べてくれるので、そんなところも愛される理由なのかもしれませんね。
先日、好きな漫画の発売日だったので私はその本屋さんに行ってきました。漫画コーナーの新刊の棚を見てみると、最後の一冊…!危ない危ない、今日発売の本とは言え、ここは多くは入荷しないのだった…。生き残りの一冊を手に取りレジへ進もうとすると、私の次にお店に入ってきた中学生くらいの女の子が「あ!○○がなーい」と悲痛な声をあげました。まさに私が買おうとしているマンガではありませんか。そのまま知らんぷりをすることもできたのですが、中学生がちょっと可哀そうになり、持っていた本を譲ってあげることにしました。すると、満面の笑みで「ありがとう」とお礼を言われました。良いことすると、良いものが返ってくるんですね。

This entry was posted on 2015年4月10日, in 小説旅行.

虫嫌いから虫好きへ

昆虫はあまり得意ではなく、夏にゴキブリが出るとそれはもう災難…!特に黒くて飛ぶ虫は苦手です。そんな私の意識がほんの少し変わったのは、友達夫婦と一緒に北関東の森へ昆虫採集に行った経験がきっかけです。友達夫婦は私の学生時代からの馴染みで、よく知った二人なので何度か一緒に旅行に行ったこともあります。二人には5歳になる男の子がいて、休みの日にはお父さんの運転で色々なところに出掛けるのだそうですよ。
昨年の夏、私も彼らに誘われて昆虫採集にご一緒しました。息子のK君が私のことを気に入ってくれているらしく、「一緒に行きたい」と指名してくれたそうなのです(笑)しかし私は虫嫌い…昆虫採集なんて…と思い断ろうかと思ったのですが、可愛いK君の頼みなので断るわけには行きません。
夏だったので森はとても気持ちが良く、大きな図鑑を片手に散策しました。すると、都会のほうでは見られないオオカブトやクワガタをたくさん発見…!こんなの売ってるやつしか見たことない!と私もK君も一緒に大興奮。採りすぎるのはよくないので、K君がつかまえたオスのカブトムシを1匹だけ連れて帰ることに決めました。この経験があってから、私も少しだけ虫が大丈夫になりました。春になるとキャベツにくっついている青虫も、可愛いなあと思えるようになりましたよ。ゴキブリは苦手ですけどね。

This entry was posted on 2015年3月26日, in 時間.

ペットが教えてくれること

3歳になる甥っ子が、最近金魚を飼い始めたらしいです。「おばちゃん、きんぎょ、みにきてください」と慣れない手つきで書いたであろうお手紙をわざわざ送ってきてくれたので、先日金魚を見るために彼の家に遊びに行きました(笑)甥っ子にとって、生き物を飼うことは初めての経験。ママと一緒に飼い方の本を読んで必要なものを揃えたり、毎朝決まった時間に餌をあげたりと一生懸命やっているようです。最初は3匹いたのですが、飼い始めて2日後、1匹は死んでしまったらしく、甥っ子は泣いて悲しんだそうです。その後、飼い方の本やインターネットで調べたところ、「稀にオス同士で喧嘩をして死んでしまうことがある」という答えが見つかったようで、納得した模様です。新しい環境で、金魚たちも気が立っていたのかもしれませんね。
早くも生き物の生死について学んだ彼は、大事に大事に金魚を飼おうと決意を新たに、今日も世話を頑張っているようです。そんな甥っ子の姿が健気で可愛らしく、生き物を飼うって子どもにとって素晴らしい体験になるのだなあとしみじみ思いました。私も小さな頃にハムスターを飼っていて、死んでしまったときはとても悲しかったことを思い出しました。ペットは大切なことを教えてくれますよね。

This entry was posted on 2015年3月11日, in 時間.